情報モラル実践事例集 情報モラル実践事例集
実践事例集一覧へ
【相手のことを考えた行動】
校種 学年 教科 時間数  
小学校 4年  道徳 1  
単元
授業の概要
  日常生活の中で人に物を借りるときには、一声掛けることで貸す側は気持ちよく物を貸すことができることを、子どもたちも経験の中から体得している。本時では、新聞に載せる情報(記事や写真)も本人の所有物であるとことに意識を広げ、実際の生活の中に生かしていきたいと考える。資料を用いて「なぜ、おじいさんがひどく怒っているのか」を考えさせたり、幸一はどんな気持ちで新聞作りに臨んだのかを考えさせることにより、望ましい行動を考えていく。  
この時間での情報モラル指導のねらい
【道徳】
・記事を載せるときは、相手の承諾を得て、相手の気持ちを考えた取材の仕方や情報の使い方をすることが大切なことが分かり、相手の気持ちを考えて他者とコミュニケーションを図ろうとする実践的意欲を養う。
【情報モラル教育の目標】
・よく考えて行動し、過ちは素直に改める。
・人を落としいれたり、いやしめたりする行動をしない。
・うそや、不確かな情報を発信しない。
授業の流れ
導入
  まず、「貸して。」と言われたときと言われなかったときとでの物を貸す側の気持ちの違いを考えた。子どもたちは、「貸して。」と言われないと、どこかにいったのかと思う、盗られたと思うなどと言葉を返していた。そして、物の貸し借りには許諾を得ていることを確認した。
利用した教材:自作の読み物資料
展開
  資料「学級新聞」(前半)を読み、祖父が怒っている理由を考えた。許諾がなかったから、うそを書いたから、へんな写真を載せたからという考えが出された。問い返す中で、他の人には気持ちが100%分かるわけではないので祖父の許諾や気持ちが大切になってくることを確認することができた。次に、幸一の新聞作りの様子からどんな行動をとるべきだったかを考え、その後、資料の後半を読み、祖父子どもたちのその後の様子を確認した。
 
 
まとめ
  自分が新聞係になった場面で、おじいさんに新聞に載せることと1枚選んだ写真を使うことを頼みに行くことを想定して、どのように伝えたらよいかを考えた。そして、ロールプレイで発表した。祖父役の教師がその写真を選んだ理由をたずね返すことで、相手の気持ちを考えて写真を選んで写真を選んでいるかどうかも確認できるようにした。
 
  利用した教材:ワークシート
指導のポイント留意点
教材文が長いので、資料を一読した後、教師作成のプレゼン資料を用いて3人の関係や行動を確認した。また、プレゼン資料の最終ページ(おこった祖父と幸一が描かれたページ)に祖父の気持ちと幸一の行動や気持ちを書き込んでいき、両者の行動や気持ちを比較できるようにした。また、新聞作りでのマイナスイメージが強調されないように、3者の関係が改善されるまでの話の続きを後半に読むようにした。
参考にした教材や資料
自作の読み物資料ワークシート
子供達の反応
「一輪車」「おじいさんに」という子どもたちにとって身近なもの(人)を取り上げていたので、関心をもって考えることができた。また、幸一の新聞作りの様子については、予想していた以上に、よく考えないで新聞を作ったことやふざけた気持ちがあったことをとらえることができていた。時間がかかってしまい、ロールプレイの時間が十分にとれなかった。短い時間の中で、どうお願いするとよいかをよく考えていた。
今後の展開や課題
ロールプレイの時間が十分とれなかったので、資料の前半部分を精選し、資料を読んで内容をとらえるために時間がかからないようにするとよいと思う。また、学級新聞を中心に考えていったので、他の場面や家族以外の人の場合でも、承諾が必要であり、相手のことを考えた取材や写真選択をすることが大切なことを確認し、実践できるようにしていくことが大切だと思う。
 
このページのトップへ▲